アルゼンチンという国が嫌いだ。やっぱりサッカーとか見てても応援できない。
どんなにアルゼンチン男がイケメンであってもなーんか好きになれないこの国の性質。
自分たちが白人であるという事だけを誇りに生きてるやつがほとんどなんじゃないのか?っていう感じのこの国。だいたいアルゼンチンの文化ってやつはほとんどスペインからそのままコピーしてきたようなもんだし。ワイン飲んでタンゴ踊って甘い恋の予感がして、夜の公園ではロマンティックな言葉があのきどったカステジャーノで囁かれる、そんなブエノスアイレスが好きって人はたくさんいるけど、あの土地でいったい幾万のインディオ達が虐殺されたかと思うと飲んでるワインもなんかおいしくない。そこにある全てが美しくまとまってて、ため息がでるくらい立派な教会や、絵になるような都の風景がそこら中に溢れてる。腕を組んで歩くお洒落なカップルなんか眺めてるとここが南米のパリだと呼ばれるのも納得できたりするだろう。
でもどうしても、この国を好きになることができない。スペインの侵略を賛美し、ほかの南米諸国を野蛮なインディオたちの国といって馬鹿にするやつらを許すことができない。
ブエノスアイレスという街を歩いていると突如深い悲しみに包まれてくる。そこにある風景が偽りのものにしかみえなかったからだ。あの場所から完全に排除されてしまっている彼らのルーツってやつが、時々街角の街灯の下で影のように浮かびあがっては、私に訴えかけてくる。「侵略は未だに進んでいるじゃないか」って。
しかしやはりアルゼンチン男はくやしいくらいかっこいい。
そして何を隠そう、私の始めてのボーイフレンドはこのくそったれな国出身のガウチョであった。(ブエノスアイレス出身の男のことね。)まー白人じゃなかったんだけどやっぱりそれなりにディックな野郎であった。
そんな元彼が聴いてたのがこのバンド。最近五年ぶりくらいに聴いてまたまたはまってしまった。そんでもってこんなサウンドなのにラブソングだっていう笑 ださいんだかかっこいいんだかわからん。
まあ、でもちょっとすすめたくてアップしてみた。あとやっぱ音楽からスペイン語はいると学びやすいよね。でもくれぐれも、アルゼンチンなまりのスペ語だけは話さないように。
los gauchos de la mierda!!!!!!
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